韓国バプテスト連盟 ・ 恵み教会

新しい家族
養育教材

新しいいのちから豊かないのちへ、そして喜びのいのちへ
8週間コース一対一の養育
恵み教会 新しい家族 養育訓練書

はじめに

🤝 このように出会います

この教材は、新しい家族お一人と、牧者(または養育者)が一対一で向き合い、8週間にわたって週に一度お会いして分かち合うためのものです。講義を聞く時間ではなく、共にみことばを開き、語り合う時間として用いていただければと思います。

✏️ 空欄の使い方

本文のところどころに、ここのようにぼかされた空欄があります。声に出して一緒に読みながら、この部分で少し立ち止まり、答えを話し合ってから空欄をタップして確認してみてください。正解を当てる試験ではなく、みことばをゆっくり味わうための工夫です。

💬 心を分かち合う

毎週の最後に「心を分かち合う」という質問があります。正解のある質問ではありませんので、養育者が先に自分の話を正直に分かち合ってくださると、新しい家族も心を開きやすくなります。

🌱 8週間の流れ

1週目は「救い」から始まり、父なる神・イエス・キリスト・聖霊様を順に出会い、人間と罪、聖書、教会を経て、最後の8週目に再び「クリスチャンの生活」に戻ってきます。始まりと終わりがつながるように構成されていますので、8週間を終える時に1週目の内容を一緒に振り返ってみるのもよいでしょう。

8週間コース目次

最初にお伝えしたいこと

8週間の旅を本格的に始める前に、まず一つだけお伝えしたいことがあります。それは、あなたがどれほど尊い存在であるかということです。

🧾 しわになっても、破れても、価値は変わりません

誰かが一万円札を手でくしゃくしゃに丸め、足で踏みつけ、半分に破ってしまったとします。それでもその紙幣を銀行に持っていけば、やはり一万円として認められます。紙がどんな形になっても、そこに刻まれた価値は少しも減らないからです。

これまでの人生で、心がしわになり、傷つき、時には破れるような時間があったかもしれません。しかし、そのようなことは、あなたという存在の価値を一円も減らしてはいません。あなたは今も、造られた時のその価値のままです。

🌱 激しい競争を勝ち抜いて生まれた存在です

私たちが生まれるまでには、一つのいのちが宿るただ一度の瞬間がありました。その瞬間に関わる数は、一億から三億に及ぶと言われています。そのうちのただ一つだけがいのちへとつながります。一億分の一、三億分の一という数字は、実は誰も「挑戦する価値がある」とは思わないほどの確率です。始める前にあきらめるか、そもそも期待すらしないのが当然な確率だということです。

それでもあなたは、その億単位の確率を勝ち抜いてこの地に生まれました。それは偶然に起こったことではなく、数えきれないほどの可能性の中から、あなたが選ばれたということです。

✝️ しかし何よりも、あなたは「イエス様ほどの価値」がある存在です

あるものの本当の価値は、それを得るために誰かが何を支払ったかによって分かります。神様は、あなたを得るために、お金や宝石ではなく、ご自分のひとり子であるイエス・キリストを与えてくださいました。

つまり、あなたは「イエス様ほどの価値」がある存在なのです。これ以上に大きく確かな価値の証拠はありません。これから8週間分かち合うすべての話は、これほど尊いあなたに向けられた神様の御心から始まります。

この三つを心に留めて、共に第一歩を踏み出しましょう。

1週目

新しい始まり

救いの確信と新しいいのち

人は誰でも、人生のどこかの地点で方向を変えます。私たちがイエス様を信じるということも同じです。それは単に「良い人になろうと決心する」ことではなく、罪によって神様との関係が断たれていた人生から立ち返り、イエス・キリストによってまったく新しいいのちを受け取ることです。今日は、なぜ私たちに救いが必要なのか、その新しい始まりとは何か、そしてそれがなぜ「贈り物」と呼ばれるのかを共に見ていきます。

なぜ私たちには救いが必要なのでしょうか

「救い」ということばは、誰かが危険な状態にあることを前提としています。聖書は、人が罪によって神様との関係が断たれ、自分の力ではその問題を解決できない状態にあると語っています。これは、私たちがどれほど悪い人間であるかという問題ではなく、神様を離れたすべての人が共通して抱えている状態です。ですから救いは、私たちが自分の力で成し遂げた成果ではなく、神様が先に近づいてくださって成し遂げてくださったことなのです。

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
ヨハネの福音書 3章16節
私たちが行った義のわざによってではなく、神のあわれみのゆえに、聖霊による新生と刷新によって、私たちを救ってくださいました。
テトスへの手紙 3章5節
考えてみましょう — 救いが必要だと認めることは、恥ずかしい告白ではなく、正直な出発点です。病気を認めなければ治療を受けられないように、自分の状態を認めることで初めて神様の助けを受け入れることができます。
共に読むみことば
神は私たちを暗闇の力から救い出して、愛する御子の支配の中に移してくださいました。
コロサイ人への手紙 1章13節
ですから、キリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。
コリント人への手紙第二 5章17節
あなたがたは恵みにより、信仰によって救われたのです。それは、あなたがたから出たことではなく、神の賜物です。
エペソ人への手紙 2章8節
口でイエスを主と告白するなら、あなたは救われます。
ローマ人への手紙 10章10節(参照)

👆 空欄をタップして答えを確認してみましょう

救いは出来事でしょうか、それとも旅路でしょうか

救いはある一瞬に始まりますが、そこで終わるのではありません。「新しく造られた者になる」ということは、完成した状態に到達したという意味ではなく、新しいいのちが成長し始めたという意味です。赤ちゃんが生まれる瞬間と、その後の一生涯にわたる成長がどちらも一つのいのちに属しているように、今日始まったこの新しいいのちも、これからの8週間、そしてその後も成長し続けていきます。

恵み教会では — 救いの確信が揺らぐたびに、今日分かち合ったみことばに立ち返ってください。確信は感情ではなく、神様の約束に基づくものだからです。
心を分かち合う
共に祈りましょう

このように祈ってみましょう。

「神様、私が罪人であったことを認めます。イエス様を信じます。私を愛し、救ってくださって感謝します。これから新しいいのちを生きさせてください。」

この文章のまま読んでもよいですし、自分のことばに変えて祈ってもよいです。

2週目

父なる神

あなたを造り、愛してくださる方

私たちが信じる神様は、遠くで世界を造ってただ見守っているだけの方ではありません。聖書は神様を、全世界を造られた創造主でありながら、同時に私たち一人ひとりを人格的に知り、愛してくださる「父」として紹介しています。今日は、神様がどのような方であるか、そして私たちと神様の関係がどのような関係であるかを見ていきます。

神様がおられることを、どのように知ることができるでしょうか

信仰とは、目を閉じてただ盲目的に信じることではありません。私たちの周りのあちこちに、そして私たち自身の中に、神様がおられることを感じさせる痕跡があります。四つのことを一緒に考えてみましょう。

① 心の中にコンパスがあります。
世界のどこへ行っても、人々は「嘘をつくのは悪いことだ」「弱い人を助けるべきだ」ということを知っています。誰も一つひとつ教えたわけではないのに、このような道徳感覚(良心)を誰もが持っているという事実は、その基準を最初に植え付けた方がおられるということではないでしょうか。

……律法の命じる行いが彼らの心に書き記されていることを示しており、彼らの良心もこれを証しし……
ローマ人への手紙 2章15節
② 天が語っています。
夜空の星、精巧に噛み合って動く自然の秩序を見て、「これがすべて偶然に自然にできた」ということと「誰かが造った」ということ、どちらがより筋が通った説明でしょうか。聖書は、創造の世界そのものがすでに神様を指し示していると語ります。

天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。
詩篇 19篇1節
③ 満たされない渇きがあります。
どれほど多く持っても、人の心の片隅にはいつも何かもっと深いものへの渇きが残っています。聖書はその理由を、神様が人の心に「永遠を思う心」を置かれたからだと説明しています。この世のもので決して満たされないその渇きは、私たちがもともと神様に向かって造られたことの痕跡かもしれません。

神はまた、人の心に永遠を与えられた。
伝道者の書 3章11節
④ 私たちが考え、経験するすべてのことが、実はその方を指し示しています。
もう一歩深く入ってみると、創造の世界や良心のような個別の「証拠」一つひとつを超えた話があります。私たちが何かを理解しようとし、真理を探し求め、美しさに感動し、「これは正しい、あれは間違っている」と判断するこのすべての能力そのものが、実はこの世界にすでにある秩序と意味を前提にしているということです。私たちはその秩序と意味を作り出したのではなく、発見しているだけです。聖書は、私たちが息をし、考え、生きているそのすべての瞬間が、すでに神様の中で行われていると語ります。私たちの考えと経験そのものが、その方を前提としてのみ成り立つという意味です。

世界が創造されたときから、神の、目に見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、造られたものを通して知られ、はっきりと認められるからです。
ローマ人への手紙 1章20節

私たちは神の中に生き、動き、存在しているのです。
使徒の働き 17章28節
考えてみましょう — この四つは、神様の存在を数式のように「証明」するものではありません。しかし、私たちが生きるこの世界、私たちの心、そして何かを考え経験するその方法そのものが指し示す方向を正直にたどっていくと、「神様がおられる」ということのほうが、はるかに筋の通った説明であることに気づかされます。
共に読むみことば
はじめに、神が天と地を創造された。
創世記 1章1節
神は愛です。
ヨハネの手紙第一 4章8節
天にいます私たちの父よ、御名が聖なるものとされますように。
マタイの福音書 6章9節
私は恐ろしいほどに不思議に造られています。
詩篇 139篇14節
考えてみましょう — 「父」という呼び方は、距離感ではなく親しみのことばです。神様は私たちを法廷の被告人のように扱われるのではなく、ご自分の子どものように抱いてくださいます。
神様はなぜ私たちに関心を持たれるのでしょうか

全宇宙を造られた方が、私一人の人生に関心を持たれるというのは、一見似つかわしくないように思えます。しかし聖書はまったく反対のことを語ります。神様は偉大な方だからこそ、かえって最も小さなことまで細やかに顧みることができる方だというのです。

主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。
詩篇 23篇1節
あなたがたは悪い者であっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのなら、天におられるあなたがたの父は、なおのこと、求める者に良い物を下さらないことがあるでしょうか。
マタイの福音書 7章11節
考えてみましょう — 羊飼いが一匹一匹の羊の状態を確かめるように、父が子どもに必要なものを察するように、神様は私たちの人生のとても具体的な部分にまで心を配ってくださっています。
心を分かち合う
共に祈りましょう

このように祈ってみましょう。

「天の父よ、私を造り、いつも顧みてくださって感謝します。今日、私の心の心配と必要を父のもとにお持ちします。」

その後、今あなたの心にあることを自分のことばで父に打ち明けてみましょう。

3週目

イエス・キリスト

あなたのために来られ、死なれ、生きておられる方

イエス様は優れた教師や良い人というだけの存在ではなく、神様でありながら人となって来られた方です。十字架で私たちの罪の代価を代わりに払われ、三日目によみがえられて死に打ち勝たれました。今日は、イエス様がどなたであるか、そして十字架と復活がなぜ私たちにとって決定的な出来事なのかを見ていきます。

共に読むみことば
ことばは人となって、私たちの間に住まわれました。私たちはその栄光を見ました。父のひとり子としての栄光です。
ヨハネの福音書 1章14節
しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自分の愛を明らかにしておられます。
ローマ人への手紙 5章8節
キリストは聖書の示すとおりに私たちの罪のために死なれたこと、また聖書の示すとおりに三日目によみがえられたこと……
コリント人への手紙第一 15章3-4節
自分を低くして、死にまで、それも十字架の死にまで従われました。
ピリピ人への手紙 2章8節
考えてみましょう — 十字架は「イエス様が理不尽に遭われた事故」ではありません。それは、私が受けるべき罰をイエス様が代わりに背負われた出来事です。そして復活は、その身代わりが無駄ではなかったことの確証です。
なぜイエス様だけが唯一の救い主なのでしょうか

世の中には優れた教師も、良い教えもたくさんあります。それなのに、なぜキリスト教はイエス様だけが唯一の道だと言うのでしょうか。それは、イエス様が単に良い教えを与えられた方ではなく、神でありながら同時に人となられ、私たちが決して償うことのできない罪の代価を直接支払われた唯一の方だからです。他の誰も、完全な神でありながら完全な人であることはできませんでした。

イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。」
ヨハネの福音書 14章6節
キリストのうちには、神性のすべての満ち満ちたご性質が、からだとなって宿っています。
コロサイ人への手紙 2章9節
考えてみましょう — 他の宗教や哲学は「このように生きなさい」という道を示すだけですが、イエス様はご自分で「わたしが道である」とおっしゃいました。方法ではなく、人格そのものなのです。
心を分かち合う
共に祈りましょう

このように祈ってみましょう。

「イエス様、私のために来られ、十字架で死なれ、よみがえってくださって感謝します。まだよく分かりませんが、イエス様をもっと知りたいです。」

実感がわかなくても大丈夫です。素直なその気持ちのままお祈りすればよいのです。

4週目

聖霊様

今、あなたと共に歩まれる方

イエス様を信じたからといって、私たちが一人残されるわけではありません。神様は聖霊様を送ってくださり、今この瞬間も私たちの内に、私たちと共におられます。聖霊様は私たちを慰め、導き、私たちの内に神様に似た性質を成長させてくださいます。今日は、聖霊様がどなたであるか、そしてその方と共に生きるとはどういうことかを見ていきます。

共に読むみことば
わたしは父にお願いします。そうすれば父は、もう一人の助け主をあなたがたにお与えになります。その方はいつまでもあなたがたと共におられます。
ヨハネの福音書 14章16節
しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。
ガラテヤ人への手紙 5章22-23節
聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして地の果てにまで、わたしの証人となります。
使徒の働き 1章8節
同じように御霊も、私たちの弱さを助けてくださいます。……御霊ご自身が、ことばにならないうめきをもって、私たちのためにとりなしてくださるのです。
ローマ人への手紙 8章26節
考えてみましょう — 御霊の実は、私たちが無理に作り出すものではなく、聖霊様と共に歩むときに人生に自然に結ばれる結果です。
聖霊様とどのように共に歩めるでしょうか

聖霊様は遠くにおられる方ではなく、信じる人の内に実際に住んでおられる方です。ですから、私たちのからだと人生全体が、聖霊様がおられる場所となります。また聖霊様は、私たちが自分では知りがたいこと――これからの道と真理を見分けることまで――導いてくださいます。

あなたがたのからだは、神から受けた、あなたがたのうちにおられる聖霊の宮であることを知らないのですか。
コリント人への手紙第一 6章19節
しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。
ヨハネの福音書 16章13節
考えてみましょう — 自分のからだが聖霊様のおられる場所だと分かるなら、日常の小さな選択――何を見て、聞いて、話すか――も、聖霊様と共にある人生の一部となります。
心を分かち合う
共に祈りましょう

このように祈ってみましょう。

「聖霊様、私の内に住んでくださって感謝します。今週、______な部分で私を助けてください。」

空欄に今週の自分に必要なもの(忍耐、勇気、平安など)を入れて祈ってみましょう。

参考動画

これまで分かち合った神様、イエス様、聖霊様、そして神のかたちについての話を、YouTubeチャンネル「バイブルプロジェクト(BibleProject)」の動画でも短くまとめてみました。時間があるときに一緒にご覧ください。

神
人の子イエス
聖霊
神のかたち
5週目

人間と罪

私は誰であり、罪とは何か

聖書は人間を非常に高く評価すると同時に、非常に正直に診断しています。人は神のかたちに造られた尊い存在ですが、同時に神様を離れ、自分自身を中心にしようとした罪の問題を抱えています。罪とは単なる「悪い行動のリスト」ではなく、神様との関係が断たれた状態を意味します。今日は、聖書の目を通して自分自身を改めて見つめます。

共に読むみことば
神はご自分のかたちとして人を創造された。神のかたちとして人を創造し、男と女に彼らを創造された。
創世記 1章27節
すべての人は罪を犯したので、神の栄光を受けることができず……
ローマ人への手紙 3章23節
罪から来る報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。
ローマ人への手紙 6章23節
考えてみましょう — 人は「価値のない存在」ではなく、「尊く造られたが、道に迷った存在」です。罪を認めることは自分を卑下することではなく、正直に神様のもとへ帰る第一歩です。
罪を認めることが、なぜ自由にするのでしょうか

私たちはよく、罪を隠したり否定したりしようとします。しかし聖書はまったく反対の道を示します。罪をありのままに認めるとき、かえってその罪から自由になる道が開かれます。隠したものはずっと私たちを縛りますが、正直に差し出したものは赦され、清められることができるからです。

見よ。私は咎の中に生まれ、罪の中に母は私をみごもりました。
詩篇 51篇5節
もし私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての不義から私たちをきよめてくださいます。
ヨハネの手紙第一 1章9節
考えてみましょう — ダビデは罪を犯した後、長い間それを隠していましたが、正直に認めた後になって初めて回復を経験しました(詩篇51篇)。隠すことよりも、正直に打ち明けることが回復の始まりです。
心を分かち合う
共に祈りましょう

このように祈ってみましょう。

「神様、私の中にある______を正直にお見せします。私を赦し、きよめてくださって感謝します。」

空欄は声に出して言いにくければ、心の中で静かに満たしても大丈夫です。

6週目

聖書

神のことば、人生の灯火

聖書は、人が神様について想像して書き記した本ではなく、神様が人を通してご自身を知らせてくださったことばです。ですから聖書は昔の物語集ではなく、今日の私たちの道を照らす灯火となります。今日は、聖書がどのような書物であるか、そしてどのように読んでいけばよいかを一緒に語り合います。

共に読むみことば
聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために益となるものです。
テモテへの手紙第二 3章16節
あなたのみことばは、私の足のためのともしび、私の道のための光です。
詩篇 119篇105節
神のことばは生きていて、力があり、どんな両刃の剣よりも鋭く……
ヘブル人への手紙 4章12節
考えてみましょう — 聖書を読む目的は知識を蓄えることではなく、神様をもっと知り、今日の生活をその方に照らし合わせることです。最初は短く、毎日少しずつ読む習慣から始めるだけでも十分です。
聖書をどのように読めばよいでしょうか

聖書は人の考えから出た本ではなく、聖霊様が人々を通して書き記させたことばです。ですから聖書を読むということは、単に良い文章を読むことではなく、そのことばの源であるイエス様に出会うことです。初めて読むときは、創世記から順に読むのではなく、ヨハネの福音書や詩篇のような比較的理解しやすいところから始めるのもよい方法です。

あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思って調べています。ところが、この聖書はわたしについて証ししているのです。
ヨハネの福音書 5章39節
預言は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、人々が聖霊に導かれて、神から語ったものだからです。
ペテロの手紙第二 1章21節
考えてみましょう — 聖書のすべての物語は、最終的にイエス様を指し示しています。創世記の約束、詩篇の祈り、預言書の希望が、すべてイエス様の中で成就しました。ですから聖書を読むとき、「この箇所はイエス様とどうつながっているだろうか」と問いかけることが、よい出発点になります。
心を分かち合う
共に祈りましょう

このように祈ってみましょう。

「神様、みことばを通して主をもっと知りたいです。今週、みことばに近づく習慣を始められるように助けてください。」

7週目

教会

共に成長する牧場共同体

信仰生活は一人で走り抜くマラソンではありません。聖書は教会を「キリストのからだ」と呼びます。それぞれの部分がつながってこそからだが正しく動くように、私たちも共同体の中でこそ本当に成長します。恵み教会では、この共同体が「牧場」と呼ばれる小さな集まりを通して具体的に形づくられています。今日は、教会とは何か、なぜ牧場が必要なのかを見ていきます。

共に読むみことば
あなたがたはキリストのからだであり、一人ひとりはその部分です。
コリント人への手紙第一 12章27節
ある人々のように、集まることをやめたりせず、かえって励まし合いましょう。かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか。
ヘブル人への手紙 10章25節
彼らは使徒たちの教えを守り、交わりを持ち、パンを裂き、祈ることに専念していた。
使徒の働き 2章42節
恵み教会では — 信徒たちが12名ほどの規模の牧場に集まり、生活を分かち合い、共にみことばの中で成長していきます。牧場を導く牧者は、この共同体が健やかに成長するのを助ける頼もしい同伴者です。
なぜ牧場なのでしょうか

大きな礼拝堂に共に座っているだけでは、互いの人生を知ることは難しいものです。ですから初代教会の時代から今日まで、信仰共同体はいつも、より小さな集まりを通して互いを実際に顧みてきました。牧場は、それぞれが担う賜物と役割を通して互いを建て上げ、名前を呼び合い、人生を分かち合う場です。

キリストによって、からだ全体は、あらゆる節々の助けにより、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、それぞれの部分がその分に応じて働くことにより、成長を遂げ、愛のうちに自分を建て上げているのです。
エペソ人への手紙 4章16節
二人か三人がわたしの名において集まるところには、わたしもその中にいるのです。
マタイの福音書 18章20節
考えてみましょう — 牧場は完璧な人たちの集まりではなく、互いの足りなさを知りながらも、共に成長することを選んだ人たちの集まりです。ですから牧場の中では、互いに対する忍耐と愛そのものが信仰の訓練となります。
心を分かち合う
共に祈りましょう

このように祈ってみましょう。

「神様、これから出会う牧場の家族のために祈ります。良い関係の中で共に成長させてください。」

8週目

クリスチャンの生活

新しいいのち、豊かないのち、喜びのいのち

1週目に、私たちは「新しいいのち」が始まったと語りました。しかしその新しいいのちはそこで止まりません。イエス様は、私たちにいのちを「もっと豊かに」与えるために来られたとおっしゃり、その豊かさは最終的に喜びへと流れていきます。今日は8週間の旅を締めくくりながら、この新しいいのちがどのように豊かないのち、喜びのいのちへとつながっていくのかを共に見ていきます。

共に読むみことば
盗人が来るのは、盗み、殺し、滅ぼすためでしかありません。わたしが来たのは、羊がいのちを得るため、しかも豊かに得るためです。
ヨハネの福音書 10章10節
私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。
ガラテヤ人への手紙 2章20節
わたしはぶどうの木、あなたがたは枝です。……人がわたしにとどまらなければ、枝のように投げ捨てられて、枯れます。
ヨハネの福音書 15章5-6節
主にあっていつも喜んでいなさい。もう一度言います。喜びなさい。
ピリピ人への手紙 4章4節
考えてみましょう — 「豊かないのち」とは物が多くなる人生ではありません。キリストに根ざし、その方と共に生きる人生です。そしてそのように生きる人生には、状況を超えた喜びが伴います。
豊かないのちはどのように続いていくのでしょうか

豊かないのちは一度の決心で完成するのではなく、日々新しく選び取ることによって続いていきます。私たちの考えと態度がこの世のやり方ではなく神様のやり方によって絶えず新しくされるとき、そして感謝と喜びと祈りが人生のリズムとなるとき、豊かないのちは特別な出来事ではなく日常となります。

この世と調子を合わせてはいけません。心の一新によって自分を変えていただき、神のみこころは何か……をわきまえ知りなさい。
ローマ人への手紙 12章2節
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことについて、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。
テサロニケ人への手紙第一 5章16-18節
考えてみましょう — 喜びと祈りと感謝、この三つは私たちが無理に作り出す感情ではなく、キリストに根ざした人生から自然に流れ出るリズムです。
豊かさを流していく生活 — 十分の一献金

豊かないのちは、受け取ることだけでは終わりません。受け取ったものを再び流していくとき、その豊かさは初めて完成します。十分の一献金とは、収入の十分の一を分けて神様にお捧げすることですが、これは神様が私たちの暮らしを苦しくしようとする要求ではなく、「私が持っているすべては、実は神様から来たものだ」ということを、からだをもって告白する訓練です。残りの十のうち九をどう使うかも、この一を捧げる心から方向が定まっていきます。

十分の一の献げ物をすべて、宝物倉に携えて来なさい。わたしの家に食物があるように。これによって、わたしを試してみよ――万軍の主は言われる――わたしがあなたがたのために天の窓を開き、あふれるばかりの祝福を注ぐか、どうかを。
マラキ書 3章10節
あなたの財産と、地の実りの初物をもって、主をあがめよ。そうすれば、あなたの倉は満ちあふれ、あなたの搾り場は新しいぶどう酒であふれ出る。
箴言 3章9-10節
各自、自分の心の中で決めたとおりにしなさい。いやいやながらでなく、強いられてでもなく。神は喜んで与える人を愛してくださいます。
コリント人への手紙第二 9章7節
あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるのです。
マタイの福音書 6章21節
考えてみましょう — 十分の一献金は神様に何かを「支払う」ことではなく、すでに受け取ったものを感謝をもってお返しすることです。ですから金額よりも大切なのは心です。最初は慣れず、負担に感じられるかもしれませんが、小さくても始めてみることをお勧めします。
心を分かち合う
共に祈りましょう

このように祈ってみましょう。

「神様、この8週間、共にいてくださって感謝します。これから始まる新しいいのち、豊かないのち、喜びのいのちを、これからも生き続けさせてください。」

ここから、始まりです

8週間の旅を共に歩んでこられました。しかしこれは到着ではなく、新しい始まりです。1週目に始まった新しいいのちは、今日からは牧場共同体の中で成長し続けていきます。これからも牧者との出会いを続けながら、みことばと祈り、そして人々との交わりの中で、豊かないのち、喜びのいのちへと進んでいかれますようお祈りします。

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